イールド・アプローチ

Yield Approach

以下、The Art Of Yield(=イールド・アプローチ)の説明文より。
細胞は,”安全な足場”を見つけ,接地して、自身を『ゆだねて』,『落ち着く』これが基本の動きです。次に広がろうとする動きが生まれ,生存して成長することができます。マクロの個体レベルでも同様に,ほ乳動物は成長の最初の段階では,子宮の内側に身体を落ち着かせ,出生後もしばらく母胎に身体を『ゆだねる』動作と共に成長します。生命の健全な生育には,安全が確保された環境下で,足場に自身をあずけるという動作が不可欠のようです。イールドは、有機体のあらゆる動作の土台になっています。したがって、イールドの質を変えることは、すべての動きに対して根本から影響を与えることを意味します。

イールド・アプローチにおいてのタッチは、この足場を促すように機能します。さらにそれが全体に『ゆらぎ』を行き渡らせるようにします。

イールドは,神経や脳の形成が進む以前に必要とされる原初的な生命に不可欠な動きといえます。イールドアプローチによるタッチは、この動きを促し、そこから、脳・神経系へ働きかけます。
そして無意識の領域を扱う脳幹にアクセスします。

身体全体に行き渡っている神経系から、あらゆる面(筋骨格系、内臓系、免疫系、神経系、内分泌系、心・血管系)、恒常性が整い、人の全部をめぐり、調整されていきます。そこから、まわりとの関係性に、変化を生じさせていきます。

ワークの最後には、大地にしっかり根付くように、楽に立てているか、を1番大切にします。この感覚が得られると、自ずと気持ち・心も安定します。

最初に触れられるまでや、最中に、ゆったりとした『間』、触れられていない時間が、何度も訪れます。

重力に『ゆだねる』、最少単位からの深い休息を促します。

タッチは、とてもソフトです。それは、からだの組織の自発性を、第一に大切にするためです。

そのタッチは、内側からの微細な動き・流れの「きっかけ」をつくります。

そこから続いていく、動き・流れ、場・フィールド、空間 の変化をこちらが見守る時間。「間合い」が、大切になります。

押したり、もんだり、グキグキなど痛いことはいたしません。

ムーブメントワークが入ることも。

そのひとの自己調整機能を発動させることを第1の目的としたタッチなので、持続性がひじょうに高いのが特徴です。

圧力や、ひとからの微妙な介入や違和感が気になる方に適しています。

イールド・アプローチとは…
長年にわたり生化学の研究をされていた、ロルファー™でRolf Institute®Movement部門教員の田畑浩良先生が、同じくRolf Institute®教員のCarol Agneessens先生達と共に発展させたアプローチです。